渡部昇一語録 「韓国」

今日の韓国があるのは、明治の伊藤博文や井上馨がやったのを朴正煕が学んだからだと思いますよ。

朴大統領(1963年~1979年まで韓国の大統領)と言う人はですね。韓国で貧しい家に生まれたんですよ。

彼は日本の統治が始まっていなければ一生下層階級で終わったはずですが、日本がすべての人が学校に行けるようにしました。

そして貧しい農村の息子であった朴正煕も日本人が作った小学校に入れたわけです。

小学校では抜群の成績でした。しかし、それ以上いけない。中学校は金がかかりますから。それで当時朝鮮半島の小学校で教えておった日本人の先生がこの子をこのままで終わらせるのは惜しいと思いました。

彼を金のかからない師範学校に入れてあげたんですね。師範学校は先生になる学校ですからこれは授業料は要らない。そして多少生活の補助も出る。それで朴さんは師範学校に入ったわけです。

師範学校に入ったらこれはまた優秀でですね。こんな優秀な青年を単に一教師にしておくのは惜しいと、こう日本人が思いましてね。軍人の方がいいだろうと言うわけでたまたま満州に日本の軍人が教える師範学校みたいなのができた。そこに入ったほうがいいだろう。これもただですからね。

それで朴さんは師範学校から満州の軍艦学校に入る。そこでも抜群な成績なもんですからね。この青年を満州の学校だけで終わらせるのは惜しいという訳で日本の士官学校に入ったわけですよ。そうして日本の士官学校を出ました。

そして戦後は韓国に戻って韓国の軍人になりました。

ところが朴さんから見ますとね。バカな政治やってる訳ですよ。李承晩(韓国の初代大統領)なんていうのはね。明治の終わり頃かなんかに朝鮮から逃げ出しましてね。白人のお嫁さんもらってハワイでのうのうと暮らしていた男ですよ。

何にも知らない。

長い間朝鮮が如何に近代化しているか、どれだけの教育が進んでいるか、インフラがどうか、何も知らない奴がぽーと帰って来て韓国の政治やってるんですよ。

ですから韓国の経済はどんどんダメになりましてね。

朴政権が出る直前(1963年以前)までの韓国の経済の一人当たりのGNPはアフリカなみ、世界の最貧国のひとつだったんですよ。

そこで朴さんがクーデター起こして自分が大統領になったわけです。

で大統領になった朴さんが何やったかというと、維新政治です。明治維新の維新です。俺は明治維新のことをやるんだと。

そして何やったかと言いますと、日本を知ってますから、日本のようになるしか生きる道はない。

という訳で、今までまとまらなかった日韓基本条約(1965年)に調印したわけです。

日本にとって重要なのは、日本は賠償金は支払わなかった。ただ援助資金は払ったけどね。

朴さんのために。

それから「過去のことは言わない。」と一条入れさせた。

そうすると日本人は人が良いもんですから、どっと韓国を助けにいったわけです。

だいたいみんな剥ぎとらいたんですけどね。

それでも技術とかいっぱい残ったわけです。

それで朴さんは何やったかと言うと、どうして韓国と日本は明治の時代にあんなに差がついてしまったのか。徹底的に研究したわけですね。

それで財閥を作ったわけです。これ明治政府がやったのと同じ手ですよ。そしていくつかの財閥を作りました。財閥が核として韓国は奇跡(漢江の奇跡)を起こした訳です。技術は日本からいくらでもいきましたしね。

引用:第4巻 歴史に学ぶリーダーの心得 (致知出版社)

講師 上智大学名誉教授 渡部昇一先生